いま使っているカメラは、OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II。新しい機種ではないけれど、夜の林道や島歩きへ持ち出すと、まだこれでええなと思います。数字の競争ではなく、生きものを見つけた瞬間にちゃんと構えられるか。私にとっては、そこがいちばん大事です。
QUICK NOTE
E-M1 Mark IIを使い続ける理由
- 手ぶれ補正があり、暗い場所で構えやすい
- ボタンやダイヤルを手元で操作しやすい
- 60mm Macroと12–100mmを使い分けられる
- 防塵・防滴を意識した設計で屋外へ持ち出しやすい
- 中古も含め、今から始める選択肢にしやすい

CAMERA 01
暗い場所で「構え直せる」のが助かる
夜の生きものは、こちらの準備を待ってくれません。ライトで見つけて、カメラを向けて、ピントを合わせる。その数秒のあいだに動いてしまうこともあります。
E-M1 Mark IIには5軸手ぶれ補正があり、身体を低くしたり、少し無理な角度で構えたりするときの支えになります。もちろん手ぶれ補正だけで全部撮れるわけではありませんが、「いったん落ち着いて構える」余裕を作ってくれます。
暗所で大事なのは、最新かどうかより、手が操作を覚えていること。
CONTROL 02
ファインダーから目を離さず触れる
夜は背面モニターを明るくしすぎると、周りが見えにくくなります。私はできるだけファインダーを使い、よく触る設定はボタンとダイヤルで変えられるようにしています。
最初はメニューの項目が多くて戸惑いました。でも、一度自分の使い方に合わせると、ISO、露出補正、ピント位置を手元で変えやすい。見つけてから設定画面を探し回らなくていいのは、夜の撮影ではかなり大きいです。
LENS 03
60mm Macroと12–100mm、両方を生かせる
小さなカエルや昆虫を大きく残したい日はM.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro。何が出るか分からない散策や、周りの環境も一緒に写したい日はM.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO。いまはこの2本をよく使います。
マイクロフォーサーズは、焦点距離の選択肢を持ちながら荷物をまとめやすいのが魅力。夜はライトや予備電池も増えるので、カメラ一式だけで荷物をいっぱいにしないことも大事です。
2本の使い分けは「60mm Macroと12–100mm、夜の生きもの撮影でどっちを使う?」にまとめています。
OUTDOOR 04
島では、雨と湿気を無視できない
石垣島の夜は、出発時に晴れていても急に降ることがあります。草むらの水滴や湿気もあるので、屋外へ持ち出しやすい作りは安心材料です。
ただし、防塵・防滴だから濡れたままでいいわけではありません。帰宅後は表面の水分を拭き、レンズやカード室をすぐ開けず、落ち着いてから乾燥させます。カメラ任せにせず、タオルや防水袋も装備に入れています。
USED 05
いま買うなら、新品より中古が中心
E-M1 Mark IIは後継機が出ているため、これから探すなら中古が中心になります。価格だけで決めず、実物や商品説明で状態を確認したいところです。
中古で確認したいところ
- ボタンと前後ダイヤルが素直に動くか
- 背面モニターの開閉やタッチ操作に問題がないか
- カードスロットや端子カバーが傷んでいないか
- グリップのゴムが浮いたり大きく摩耗したりしていないか
- 純正バッテリーと充電器が付属するか
古いから不便、とは限らない
新しいカメラのほうが、暗所性能やオートフォーカスで有利な場面はあります。それでも、使い慣れたカメラなら、生きものを見つけたときに迷いが少ない。どのボタンに何があるか分かっていて、持って出るのがおっくうにならない。それはスペック表に出にくい強さです。
夜の観察へ持っていくもの全体は「石垣島の夜の生きもの観察、何を持っていく?」、撮影時の光や距離の考え方は「夜の生きもの撮影で気をつけたいこと」にまとめています。
