石垣島でカメラを使っていると、雨に濡れなくても機材がしっとりします。夜の林道、濡れた草、急な雨、室内外の温度差。撮影中より、帰ってバッグを置いたあとのほうが油断しがちです。特別な大掃除ではなく、帰宅後10分でできる流れを決めておくと続けやすくなります。
10 MINUTES ROUTINE
帰宅後にやる5つ
- バッグから機材を全部出す
- 砂や泥をブロワーで飛ばす
- 水滴と汗をやわらかい布で拭く
- 外側が乾いてから、レンズや電池を確認する
- 湿度を管理できる場所へ戻す

OUT OF BAG 01
まず、バッグに入れたままにしない
帰宅すると、写真を取り込むまでバッグを閉じたままにしたくなります。でも、濡れたタオルやライトと一緒に入っていると、バッグの中に湿気が残ります。
カメラ、レンズ、ライト、タオルをいったん全部出す。バッグの内側が湿っていたら、口を開けて別に乾かします。これだけでも「翌朝まで湿った袋の中」という状態を避けられます。
撮影が終わったら、機材より先にバッグを開ける。
DUST FIRST 02
拭く前に、砂と泥を飛ばす
細かな砂が付いたまま布でこすると、ボディやレンズの表面を傷つけることがあります。先にブロワーで軽いごみを飛ばし、落ちにくい泥は無理にこすらず、外装の状態を見ながら少しずつ落とします。
レンズ交換をした日は、マウント周辺にもごみがないか確認します。センサーへ直接息を吹きかけたり、慣れないまま触れたりはしません。内部の汚れが気になるときは、説明書やメーカーの清掃案内を確認します。
WIPE 03
水滴は「強くこする」より「押さえて取る」
ボディやレンズ外側の水滴は、乾いたやわらかい布で吸い取ります。ボタンの周りやグリップ、レンズの伸びる部分、端子カバーの近くも確認します。
外側が濡れているうちは、急いでレンズやカード室を開けません。見える水分を取り、室内で落ち着いてから交換や取り出しをします。熱いドライヤーや直射日光で一気に乾かす方法も避けます。
TEMPERATURE 04
冷えたカメラを、急に湿った外へ出さない
石垣島では、冷房の効いた室内から湿った屋外へ出たとき、冷えたカメラやレンズに結露が出ることがあります。出発前にバッグへ入れ、外気との温度差が落ち着いてから取り出すと、急な結露を減らしやすくなります。
もし曇りや水滴が出たら、慌ててレンズを外さず、電源を切って温度がなじむまで待ちます。密閉袋を使う場合も、濡れた機材をそのまま長時間閉じ込めないよう注意します。
STORAGE 05
保管は「乾いてから」「湿度が見える場所へ」
日常の保管は、防湿庫が分かりやすい方法です。いきなり大きな物を買わなくても、密閉できるドライボックス、除湿剤、湿度計から始められます。
大切なのは、濡れたまま収納しないことと、湿度計を見て除湿剤の状態を確認すること。カメラバッグは持ち運びには便利ですが、長期保管の箱にはしません。
最初にそろえる保管用品
- 手動ブロワー
- 毛羽の出にくいやわらかいクロス
- 密閉できるドライボックス
- 交換時期が分かる除湿剤
- 小型の湿度計
機材が増えたり、除湿剤の交換が負担になったりしたら、電気式の防湿庫を検討します。
毎回10分のほうが、たまの大掃除より楽
撮影後に全部きれいにしようとすると続きません。バッグから出す、砂を飛ばす、水分を取る、乾かして戻す。まずはこの4つで十分です。
使っているカメラは「いまE-M1 Mark IIを使う理由」、夜の観察装備は「石垣島の夜の生きもの観察、何を持っていく?」、撮影時の光や距離は「夜の生きもの撮影で気をつけたいこと」にまとめています。
